コラム

保証人がいない高齢単身者の部屋探し


保証人のいない高齢単身者が増えていると感じます。
配偶者が先に亡くなることもあるでしょう。
生涯独身率は
2020年には男性28.3%、女性17.8%となっており
この割合は今後さらに増えていくと言われています。
高齢者になれば体が元気でも保証人がいないと住まいを探すのがなかなか大変だそうです。

なぜかというと、貸主の立場から見れば大変リスクがあるからです。
借主がいつ認知症になるかわかりません。
また、急に亡くなる事が無いとは言えません。
死亡手続きや荷物の撤去、家賃の滞納もあり得ます。
保証人がいなければ、大家が負担したとしても勝手に荷物を処分するわけにもいきません。
相続人が地方に散らばっていれば、全員の印鑑がなければ手続きが出来ません。
そのあいだ部屋が貸せません。

保証会社をつけて部屋を探せばいいじゃない?
というご意見もあります。
家賃債務保証業者というのがあって
そこの会社の保証制度を使えば、何とかなることもあるようです。
とはいえ、制度を利用できても採取的には貸主が承諾しなければ難しいそうです。

預金や資産が少ないとか、介護認定を受けている健康状態であれば
役所に生活保護や介護保険を利用して対応することができるようです。

ある程度、資産を持っている場合は対象にならないようです。
沢山の資産がある人、もしくはほとんど無い人でないと住まいがなかなか探せない。
このような現状は何とかならないものでしょうか。