コラム

空き家を相続してしまったケース①

空き家問題
自分には関係ないよ。
ふつうはそう思うものです。

実際にあった例について、多少変えてお話ししたいと思います。

ある40代の会社員Aさんの場合
父親の姉が関東のX県に住んでいました。
子供がいなく、夫も亡くなり長期入院していました。
Aさんは定期的にお見舞いに通っていましたが、半年後に亡くなりました。
実際に亡くなってみると、葬儀や役所の手続きが大変だったそうです。
納骨が終わってから
X県の築40年の伯母の自宅をどうするか?
ご相談を受けました。

相談内容
①X県の自宅には叔母の生活道具がまるまる残っている。
②相続登記はしていない。
③建物を解体したいが解体するお金がない。
④売った方がよいのか、貸した方がよいのかわからない。

戦後世代は兄弟が少なくなっています。
親戚の遺産を相続することは珍しいことではありません。
預金を相続して、葬儀して納骨するだけでもやることがたくさんあります。
さらに遠方に戸建があれば、遺品や写真を調べるのも大変です。
故人との関係もあるので、いきなり解体するわけにもいきません。
ひとつひとつ課題を解決しながら進めて行く必要があります。