コラム
おじ、おばの相続
親の兄弟姉妹に、連れ合いや子供がいなかった場合、
甥や姪が相続人になる場合があります。
親や親の兄弟がみんな高齢者で、地方にあちこちに暮らしている。
「だから、近くに住んでいる甥(姪)の貴方が、いざという時に相続手続きをしなさい」
なんていう事を言われることがあるそうです。
でも、甥(姪)にしてみれば、相続人でもないのにそんなことを言われても困ります。
じゃあ、どうしたらよいか?
おじ、おば(被相続人)に配偶者や子供がいない場合、兄弟姉妹に相続権はあります。
遺留分はありません。
有効な遺言書があれば、兄弟姉妹は遺留分の請求を出来ません。
甥、姪は遺贈で財産を受け取ることが出来ます。
遺言書に甥(姪)を遺言執行者と書いてあれば、
甥(姪)は葬儀手続きを行うことができます。
これは、おじ、おば(被相続人)に家族がなくて、
甥姪が近くに住んでいて
日頃から信頼関係がある場合の話です。
独身世帯が増えているので、このようなご相談が増えてきています。
終活に対するニーズが変わってきていることを感じます。