コラム
デジタル遺品 スマホについて
デジタル遺品
ちょっと聞きなれない言葉です。
昔は葬式の際の写真をアルバムの中から探したそうです。
最近は写真をプリントすることが減ったため、スマホに写真が収納されてる場合が多くなっています。
本人が亡くなった場合
「パスワードがわからなくて最新の写真を取り出すことが出来ず、
やむを得ず昔の写真を使ったら親族から文句を言われた。」
なんてこともあるそうです。
iPhoneの場合はパスワードを10回連続して間違うと初期化されてしまいます。
こうなると業者に頼んでもデータの回復が難しいそうです。
怖いですね。
アンドロイドは機種によりますが初期化される機種は少ないようです。
でもiPhoneでもアンドロイドでも
3回間違えるとロックがかかるので遺族は困ってしまいます。
なので、会社員でも自営業者でも自分に万が一のことを考えて、
スマホのパスワードやネットバンク、ネット証券、SNS、サブスクなどのID、パスワードについて
書き残すことが必要ではないでしょうか?
何もしないでおくと、残された家族が業者に大金を払って調べたりしなければなりません。
(データ復旧業者の料金は20~30万円。必ず復旧できるとは限りません)
人が亡くなれば、葬儀社、お寺、区役所、年金事務所、勤務先、親戚など
それらの連絡や手配が大変です。
遺族は悲しみに暮れる暇もなく、デジタル遺品の処理でさらに大きな負担を負わなかればなりません。
デジタル遺品について、十分な対策をするのが残された家族への愛情かもしれません。